中国のオンラインファストファッション小売業者のSHEIN。
洋服など安く買える事で人気ですが、先日、韓国の専門機関の調査でSHEINの商品から発がん性の物質が検出されたと発表されました。
どの商品から検出されたの?
どのような発がん性物質が検出されたの?
洗ったら大丈夫?
このようなお悩みを抱えてる方の為に、調査してまとめたのでぜひ最後までご覧ください。
洗濯すれば大丈夫?
結論から言うと、洗濯しても安全とは言えないです。
今回問題になったのは、女性用パンツから発がん性物質である「アリールアミン」が検出された事です。
ここで間違えてはいけないのは、アリールアミンは「少なからず衣類などには含まれている物質」であり、「基準値を超えた量が検出されたことが問題である」ということです。
・染料は洗濯しても、完全に落ちない事
・大量のアリールアミンを使用している事
以上の理由から、洗濯してもアリールアミンが基準値を下回る可能性は低いのではないでしょうか?
追記
SHEINの浮き輪からも発がん性物質が検出。
しかし、そもそもSHEIN商品に限らず、色んな商品に発がん性物質が少量含まれている。
韓国の規制では問題だが、日本の規制では問題ない
SHEIN商品の発がん性物質の検出に関しては
・発がん性物質は周りに溢れており、気にするときりがない
・口に入れるものでなければ、あまり問題ではない
など、「あまり問題なく、気になるなら捨てればいい」という意見が多いようです。
SHEIN商品よりも百均の食器の方が危険と注意喚起するコメントもありました。
自分で調べて、自分で判断するのが一番良いのかもしれませんね。
どの商品から発がん性物質が検出されたの?
・SHEINで販売された女性用パンツ1件から、発がん性物質である「アリールアミン」
・靴から非常に高い「フタル酸エステル類」
・子ども用の衣類に、発がん性のある「ホルムアルデヒド」
・SHEINとAli Expressで販売されたネイル製品4件から、発がん性の疑いがある「ニッケル」と発がん性物質である「ジオキサン」
その他、有害物質が検出された商品は
・SHEINとAli Expressで販売された口紅2種から、病原性細菌である「黄色ブドウ球菌」
・Ali Expressで販売されたチーク2件から、「黄色ブドウ球菌」と「好気性菌」
・Ali ExpressとTEMUで販売されたホーロー器5件から、人体に有害性のある「カドミウム」と「鉛」
※好気性菌が多い化粧品は、変質の懸念がある。
商品から検出された物質の有害性は?
アリールアミン
アリールアミンは衣類染色に使われる化学染料で、世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究所では人体発がん物質(グループ1)に分類される。
膀胱がんのリスクがある。
フタル酸エステル類
フタル酸エステル類は、樹脂の可塑剤の1種として広く一般に使用されている。
内分泌攪乱作用、生殖毒性、発達毒性、組織障害などが報告されている。
ホルムアルデヒド
ホルムアルデヒドは有機化合物の一種。
皮膚障害、呼吸器障害、発がん性、催奇形性、神経毒性などがあり、水生生物にも影響を及ぼす。
ニッケル
ニッケルはレアメタルの一種で、調理器具や化学工場などの、腐食を避けたいものや場所で採用されている。
発がん性の疑いがある他、急性毒性、皮膚腐食性、刺激性、重篤な眼損傷性などがある。
ジオキサン
常圧常温において無色透明の液体の有機化合物。
めまい、頭痛、吐き気、嘔吐、咽頭痛、腹痛、眠気、意識喪失の症状 が起こる。
高濃度の吸入又は飲み込みは中枢神経系、肝臓、腎臓、肺に影響を与える。
人体による発がんの報告はないが、動物実験での発がん性は報告あり。
黄色ブドウ球菌
病原性細菌の一種。
感染すると、発疹やアトピーなどのアレルギー症状、食中毒などを起こす。
肺炎、髄膜炎、敗血症など致死性の高い感染症の起因菌でもある。
カドミウム
カドミウムは人体にとって有害な重金属。
長期間の暴露により、腎臓、肺、肝臓に障害を生じることで知られている。
鉛
鉛は典型元素の中の金属元素に分類される。
人体にとって有害で、脳、神経、腎臓、肝臓、血液、消化管、生殖器など、体の様々な部分に影響を与える。
まとめ
今回はSHEIN商品の発がんせ物質は洗濯したら大丈夫なのかについてまとめました。
・洗濯しても安全とは言えない
・女性用パンツ、靴、子ども用の衣類などから発がん性物質が検出
・アリールアミン、フタル酸エステル類、ホルムアルデヒドなどの発がん性物質や人体に有害な物質が検出
SHEINだけでなく、TEMUやAli Expressでの買い物にも細心の注意が必要です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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